門司港再び
今回は天候不安定。しかし風景は晴れでも雨でも雪でも、その変化を楽しもうと思えば「今回は雨の風景が見られた」と喜べる。雨に濡れて美しいのは木や草ばかりではない。
今回は門司港ホテルのこんな部屋。ネットで予約すると、こんな広い部屋が1万円しない(素泊り)から有難い。
このホテルの人気の部屋はおそらく船が行き交い関門橋の見える海峡側だろうと思うのだが、私は町側が気に入っている。海を取り囲むショッピングモールと広場の暖かい電灯色の下をポツリポツリと人が歩き、遠くにはバスが走ったり、地元の日常の匂いも感じるこちら側。一方、下関に沈む夕日を見るなら海峡側。どちらも捨てがたいが、私はこちら側の方が落ち着いて眠れる感じがする。
同じ様なシチュエーションの尾道のホテルでは絶対海側が好きなのになぜだろう。
それはきっと尾道の海峡(尾道水道)が関門海峡より狭く、生活の場として密着しているからだろうと思い始めた。対岸と下駄替わりのフェリーがたくさん往復し、生活の匂いがする尾道水道が海の生活道路であるのに対し、関門海峡は多くの貨物船がひっきりなしに通過する幹線道路だ。それだからこそのダイナミックさ面白さ、哀愁もあるが、「のんびりした」「ゆっくり時間が流れている」というイメージはない。
海峡があって対岸が見えて橋があって・・という道具立ては似ているが、そこが風景の大きな違いだと気づいた。(つづく)
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