門司港再び(3)
翌朝、門司港から北へ歩いてみた。関門橋へ向かう。途中に、港の倉庫を改築した出光美術館がある。門司は出光興産発祥の地とのことで、その縁で以前から展示スペースはあったそうだが、2000年にこちらを開館。本格的な見どころとして定着して欲しいが、レトロ地区から距離は近いが、ちょっとだけコースから外れた部分にある。ヒマがあったら寄りたい場所。
ところで門司港の海岸線がほぼ南北であることを、行ったことのない人がイメージできるだろうか。本州から行くとき、関門橋を、なんと西から東に渡るのだ。九州が西の方にあるという意識からすると、まるで引き返すように橋が架かっている。
ちょっと歩けば橋はどんどん近付いてくる。バスで行くと山の方を通るから少し遠く感じるのだが、海岸を歩いていくと意外なほど近い。
このあたりは最近、映画「この胸いっぱいの愛を」のロケ地になった。映画を観たが、このあたりと山の方と、それに少し離れたところを混ぜ合わせて使っているようだった。映画はこの辺で飛行機が墜落して、死んだ人がこの町の過去にタイムスリップして、子供時代の自分に会ったりするという、ロマンチックなような物騒なような脚本。20年前の自分に、今の自分が「何を残してやれるか」。いや、いくら残しても20年後には死んじゃうのかというパラドクスもありつつ、しかしヒロインは過去に戻ってきた人の助言で長生きするから、過去に戻って現在を変えるのもアリということらしかった。
門司港駅から単線のレールが関門橋方向に走っている。使われていないのだが、踏切などもそのままで、ちょっと柵を取り去ればまた復活できるという感じに保存されている。門司港駅から関門橋と交差(トンネルで)して北側の田野浦埠頭まで、しっかりつながっている貨物線。遊歩道は関門橋近くまで、この線路に沿って伸びている。
立派な遊歩道で、途中にちゃんとしたトイレも設置。地元の人が結構散歩している。観光客は周遊のバスに乗ってしまうのかな。
ここから線路は関門橋の下をくぐって北側へ。ここの上に「めかりPA」があるのだ。
左の細長い写真をクリックすると、海岸から関門海峡を見渡した180度パノラマ。色や曲がり具合を合わせていない即席仕様なのは悪しからずご容赦を。(つづく)
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